LED照明の学校

LED照明3つの魅力を詳しく解説!【オフィス編】

従来の照明器具よりも電気代が安くなるLED照明。2008年頃に登場してから凄まじいスピードで開発され製品は多様化してきました。ただ、周りを見回してもLEDはあんまり使っていないですよね?^^;

内閣府の報告書によると、国内におけるLED照明普及率は23%(2013年)とのことですが、実際にはもう少し低いのかな~と個人的には感じます。一部の特殊な施設をのぞいて、技術的にLED照明に交換できない施設は少ないので、あらゆる施設がLED化してもっと電気代を安くしてもらいたいですねぇ!ムダは省きましょう!

さて、そうは言っても、LED照明への取り替えにはそれ相応のコストや手間が掛かるため、じっくりと検討する担当者も少なくありません。今回は、検討材料として役に立つLEDのメリットをまとめてみたので、参考にしてもらえたらと思います。一般的なオフィスと、工場や病院などの大型施設では取り扱う照明器具が異なるのですが、まずは一般的なオフィスの例からご紹介いたします。

LED照明の主要3大メリット 一般的なオフィス編

オフィスで見かける照明器具といえば、『直管型の蛍光灯』と『白熱球』ですね。これらとLED照明を比較してみるとLEDのメリットが浮き彫りになってきます。

①消費電力50%以上削減は当たり前!

直管型の蛍光灯は40Wタイプ・36Wタイプが主流であるのに対して、これに代わる『直管型の蛍光灯タイプのLED照明』約20~15Wが主流です。つまり単純計算して50~65%もの電力消費が抑えられています。さすが、世紀の大発明!ちなみに、LED照明に交換することで蛍光灯に付随している『安定器』も使用しませんのでその分の電力も抑えられることになります。

※『安定器』って何?と思った方への説明:実は蛍光灯を光らせるためには電源装置が必要で天井側に設置されています。表には見えませんが常時2~4Wほど消費しているのです。その電源装置のことを『安定器』と呼んでいます。”ファミコン”で言う所のACアダプターのようなイメージですかねぇ。

【蛍光灯1本の場合】
蛍光灯40Wタイプ + 安定器4w = 合計44W消費
これをLED15Wに交換すると・・・電力は約65%の削減!

※蛍光灯が2本セットになっているものは単純に倍にしてください。(2灯式蛍光灯など)

白熱球はサイズに応じて様々な電力タイプがありますが概ね60W・40Wタイプが主流です。これに代わる『白熱球タイプのLED照明』は、約6~10W前後が主流です。つまり単純計算して、80~90%もの電力を削減できることになります。

もっとも、国内では白熱球は生産が中止(2012年頃~)されているので、『白熱球タイプの蛍光灯』に代えているケースもよくあります。これらの消費電力は約10~15W前後が主流ですので、LEDまでとはいかなくてもとても削減率が高いといえます。既にこれらを用いている場合、無理にLED化しないという選択肢も当然考えられます。

※上記で紹介するLEDに関しては、既存照明と明るさが同等品であることを前提としています。
※製品が多様なため数値はあくまで目安です。

②寿命は3倍!?、いや8倍!?

直管型の蛍光灯は概ね『寿命が12,000時間』であるのに対して、LED照明は概ね『設計寿命が40,000時間』です。単純計算するとLED照明の方が3.3倍寿命が長いです。ただ実際は少し異なりますので説明します。

LED照明は40,000時間を越えてもいきなり消えるわけではなくて、40,000時間を越えると本来持っている明るさの70%まで照らす力が落ちた状態になります。これを『設計寿命』と呼んでいます。これ、ざっくり言うと開発者(メーカー)が、充分に明るさを保っていられる状態を宣言する場合に用いる指標で、業界を見渡してみて40,000時間に設定するところがほとんどです。(50,000時間の製品も存在します。)

じゃあ、LED照明が完全に明るさを失うのはいつなの?ってことですが、LEDが完全に明るさを失うのは60,000~100,000時間などと言われています。つまり、LED照明は蛍光灯に比べて5~8倍もの寿命があると言えなくもありません。ただし、明るさは落ちていくので、最後の方はまぁ使い物にならないでしょうけどね。

では、買うなら設計寿命が長いほうがいいよね!と、普通はそう思いますよね?でも、ここで気をつけるべきは、設計寿命はあくまで開発者側の自主的な宣言であって、事前に証明しようがないのです。製品選びにおいては信頼できるメーカーかどうか、過去実績などをしっかりと見ておきたいところですね。

尚、私は国内のある施設にて、実際に50,000時間以上点灯して、今も現役で活躍しているLED照明を見たことがあります。当然ある程度明るさは落ちていますが、その施設で働く人々にはまったく支障がないということで現役バリバリで輝き続けています。これは、私が実際にLEDの長寿命性能を目の当たりにして驚かされた体験で、ちょっぴり感動すらしました。。この経験から、私もお客様と接する際には、できるだけ長寿命が実証された製品をメインに扱うようになったのは言うまでもありません。やっぱり信頼度が違ってきます。

繰り返しになりますが、宣言どおりの寿命を全うするか否かは、製品及びそのメーカーによってもマチマチですので、くれぐれもちゃんとした製品を扱うようにご注意ください。

※上述した50,000時間以上点灯しているLED照明は、元々は設計寿命40,000時間として販売されていました。
※照明器具は使い方や温度・湿度の環境によっても寿命が異なります。ここでは目安を紹介しています。

③電気代もちゃんと安くなるなる!

色々言われてますが、電力を削減した分だけ電気代もお安くなります。
どれくらいお安くなるのか事前に検証するためにも、できれば今使っている電力源の割合を知ることが大切ですよ。

一般的に、オフィスの電力消費源は3つに分割することが可能です。

a.照明
b.空調
c.コンセント

当然、企業に応じてこの割合は異なってきますよね。私の会社はオフィスでPCが数台と普段から人がいるので、abcはまんべんなかったです。
例)わたしのオフィス
a.照明  35% LED照明を導入して35%→15%に。
b.空調  30%
c.コンセント 35%
LED照明を導入することで全体100が、80になったイメージです。
———————————–
【一般的なLEDによる電気代削減率】
蛍光灯:LEDの場合は50~65%電気代カット
白熱灯:LEDの場合は80~90%電気代カット
———————————–

あなたの会社ではいかがですか?ただ、地道に使っている電気量を算出するのはけっこう・・・めんどくさいです^^; 気が向いたら計算してみてください^^Y

尚、電気代にはケータイ代金と同じように基本料金があるのはご存知ですよね?

【電気代 請求金額】
基本料金 + 従量課金

実はこの基本料金、前の1年間で最も電気代が高かった月(ピーク月)を基準にしながら決められているってこともご存知でしたか?つまり、LED照明を導入して電気代を減らしておくことで、翌年の基本料金が下げられる可能性があるのです。この、ピーク月の電気代を減らそうという働きを総称して「ピークカットマネジメント」と呼んでいます。

LED照明に交換することで、ピークカットマネジメントの一助にしてみるのもよいでしょう。もちろん、空調やコンセントなど、その他の電力もまんべんなく削減することや、専門家の知恵を借りながら行なうことが大切です。

その他の魅力

主に3つメリットを挙げて来ましたが、それ以外にもメリットがありますので是非参考になさってください。

・明るさ

LEDを付けて見ると、従来品よりも明るくて施工主が喜ばれるケースがほとんどです。これには理由があります。
【一般的にLED照明に変えた場合の明るさの変化】

・40w蛍光灯(約3500ルーメン) ⇒ ・蛍光灯型LED(約2,000ルーメン)

一般的には、明るさを維持するために上記のような交換が行なわれます。あれ?明るさの数値が下がっている?暗くなってない?・・・はい、これで大丈夫です!蛍光管は360度に発光していますよね、あの光束(=ルーメン、文字通り光の束のこと)のうち、直下の部屋を照らしている量を測ると、だいたい1,500~2,000ルーメンとなります。LED照明は直下に向けた部分しか光らないように工夫して作られているので、明るさにムダがありません。そういうことから、数値上は下がりますが、直下の部屋を照らす力は同じか、むしろ増しているので、明るく感じられます。

尚、LEDは直下に向けて輝くように調整してあるため、従来の照明器具よりも指向性が強く、輝きが強い印象を受けます。それらは、従来の照明器具とは異なった性格としてマイナスに捉えられるケースもありますが、使用している現場としてはなんら支障が出ていませんのでご安心ください。私の場合、お客様には従来品と比べて見てもらうケースがありますが、問題になったケースはゼロです。

ちなみに、オフィスにおいては明るすぎて困る・・・という声は聞かれません。部屋の明るさは精神と密接な関係があると感じており、パキっとした明るさのなかでは背筋も伸びて、業務効率も上がるでしょう。LED照明は明るさが数年間変わらないのも魅力です。

尚、色味はメーカー・製品によって多少の違いが出ていますので、好みの分かれるところですが、概ね似通ってきています。気になる方は、YAMADA電気などでご覧になってみてもよいでしょう。

・CO2の削減

普段はあまり意識しませんが、特に企業の総務部の担当者などはCO2の削減効果を気にするケースもあるのではないでしょうか?CO2の削減量の計算式は、以下の通りです。

◇電気使用量(kwh)×排出係数 =CO2排出量(t)

・紫外線の削減

従来の蛍光灯は、紫外線発生装置です。それと比べると紫外線量はとても低くなりますので、害虫の寄り付きもそうですが、目や肌への影響も少なくなると考えてよいでしょう。

・熱量の低さ

LEDは従来の照明器具に比べて発熱量が少ないです。よって、従来品と比べると使い続けていても空調への影響が減りそうです。ただ、製品としての課題のひとつにはこの熱量の放出があります。上手に熱を放出することが、製品の寿命を左右するわけですが、パソコンなどの精密機械と同じようだと私は思っています。

・寒冷地への耐性

LED照明は氷点下20度の冷凍庫でも本来のパフォーマンスを発揮します。従来の照明器具は、氷点下では専用カバーが必要か、点灯しなくなることがありますので、汎用性が広がっています。もっとも、メーカーによっては寒冷地での使用に関しては、保証期間を短くしたり、保証対象外にすることもありますので、注意してみてください。

・軽量化

JIS規格においては、40W型蛍光灯の重量は500gまでと定められています。同様に、国内で製品化されているLED照明はそれらをクリアーしています。

メーカーの開発裏話などをお聞きすると、やはり如何に軽量化するかが課題になった時期もありましたが、逆に今では、従来の蛍光灯などではできなかったような、とても軽い製品の実現も視野に入ってきており、LEDを用いることで、ますます安全に配慮された製品が増えそうです。尚、海外メーカーのものや、出所のわからない製品に関しては充分留意することが必要といえます。

最後に

いかがだってでしょうか?LED照明のメリットを主要3つを中心にいろいろとご紹介させていただきました。

インターネットで検索しますと、様々な情報があるのでもうご存知の部分もあったかと思いますが、実際にお客様の前に立っている者が言うセリフとでは、多少の違いもあったかなと思います。

特に、”まとめサイト”の情報は既に古いものであったり、偏って情報摂取しているものがありますので、最新且つ実用性のある情報をどうぞご参考になさってください。

それでは、実りあるLED照明ライフをお過ごしください♪

 

 

URL :
TRACKBACK URL :

Leave a reply

*
* (公開されません)
*

Return Top